０か１００かの国民性

　先日私の好きなテレビの某番組で、いるのか？いらないのか？というものを、いくつかのテーマについてコメンテーターが賛否両論、意見を戦わせておりました＾＾

楽しく拝見していたのですが、それを見ていてふと思ったことがありました。

　それは、この国は何か事が起こると片方に極端に流されやすい国民性だな！ということでした。

その事が良いとも悪いとも一概には言えないのかもしれませんが、私には非常に危うい感じがしてなりません＞＜；

　一昔前にファジー制御！なるものがブームになったのをご存じでしょうか？

ファジー＝あいまいな・・・みたいな表現で、ファジー制御とはあいまいな制御みたいな感じです＾＾；

なぜあいまい？というとそれ以前にはあいまいな制御ではなく、○か×かみたいな制御が当然だったんですよね〜＾＾機械が制御するのですから、当然、完璧に間違いなく制御するのが高性能であり、当たり前とされていたんです＾＾

しかし、その完璧に慣れてくると、人は機械にゆらぎ？みたいなものを求めだしたんですよね〜＾＾；０か１００かではなくて、時には１０〜９０というのを
状況に応じて使い分けろ！というものを求めた訳です＾＾；

でも決して間違った選択をしろ！というあいまいではありませんので＾＾；
付け加えておきますね＾＾；あくまで正解の範囲で臨機応変な考えを求めた！ということです＾＾；
間違った選択や判断をする機会は故障か不良品ですからｗｗｗ

早い話が頭でっかちで、融通の利かないものじゃなく、ちょっと人間の感情みたいなものを入れてみたい！ということですか＾＾；

そんなものを求めてファジー制御なるものを求めていたはずの人間の方が、いつのまにか自身が０か１００！○か×の発想になっている様な気がしてならないのです＞＜

　例えば、体罰で自殺した学生が出ると、体罰は悪だ！といってすぐに体罰は根絶しよう！という流れに極端に流れていく・・・。

言い出せばキリがないのですが、この件を例にとってみると、体罰は本当に不要なのでしょうか？

そもそも意見や見解というのは立ち位置によって大きく変わるものですし、今回のケースでは、私個人の見解としては体罰と暴力がごちゃまぜになってる気がします。

褒められた話ではありませんが、私もその昔、少し荒れていた時期があり、先生や周りに人たちはさぞ手を焼かせたと、今頃になって反省する時期がありました＞＜ｖ

その時にも体罰？愛のむち？何と呼ぶのかわかりませんが、確かにそういうものがあったんです＾＾；

でもそれ自体、特に恨むという様なことはありませんでした。

死人にムチ打つのか？といわれそうですが、今回自殺した学生も、ほんとに体罰だけが原因なのでしょうか？また体罰を受ける覚えも心当たりもなかったのでしょうか？

私の場合はありました。体罰を受けるだけの理由がありました。

もしも、今回の生徒に体罰を受ける覚えがなかったのなら、これは体罰ではなくて暴力です。

いいとか悪いとかを論ずる必要もなくただの犯罪です。

ただの暴力は犯罪ですが、愛のムチなる教育的な体罰とは違うと私は思っています。

私の体験に基づいて当時を振り返れば、当時は叩かれないとわかりませんでしたし、一切叩かれないという今の教育方法で仮に育っていたとすれば、今とは違った人間になってた様な気がするのです。（想像ですが、今よりもひねくれた人間に・・・）

　また、教えている先生の立場はどうなるでしょう？いうことを一切聞かない、手の付けられない生徒（かつての私ではないはずです＞＜）にはどうやって接していくのでしょう？
もしも生徒が先生に暴力をふるった時にはどう対処するのでしょうか？

私は、先生というものはある意味厳しくて怖い存在であるべきだと思っています。
その為には先生自身の質も問われなければならないと思いますが、一定の範囲の中で、悪いことをすれば、体罰で叱られる！というのは必要だと思ってます。

　これはあくまで私の個人的な見解です。賛否両論様々あると思いますが、今回のこのケースにしても体罰は必要！不要！つまり０か１００かの議論に思えます。

　体罰と暴力をきちんと切り分けた上で、時には状況によって、体罰が必要な時もあるのではないか？みたいな発想や議論というのがあってもいいのではないでしょうか？

　みなさんはどうお感じになられるでしょう？